
プライベート・ダンサー
ハーレクイン・イマージュ
エヴァ・ラットランド / 大谷真理子
1998年5月31日
ハーパーコリンズ・ジャパン
671円(税込)
小説・エッセイ / 新書
薄布の衣装を身にまとい、長い黒髪を揺らして踊るベリーダンサー。官能的な動き、誘うような表情に、男たちは今夜も惑わされる。そして自分だけのために踊ってくれているような勘違いをするのだ。病気の母に代わって“ディーディー”の名で踊るテリーが、昼はお堅い公務員だと知る者はいない。一番人気の彼女は、最近、熱狂的なファンの学生にプロポーズされて断ったばかりだった。それなのに、親戚だというマーク・デントンが店に現れ、結婚を諦めてくれれば数十万ドルを出すと言い出した。実は彼女はお金が必要だった。母の手術費は莫大な金額なのだ。テリーは誤解に乗じてマークからお金を受け取り、店をやめた。事実を知ったマークは怒り狂った。そんなある日、彼はパーティで、姿を消したダンサーにそっくりな女性と出会った。長い黒髪ではなく鳶色の髪だが、あの女だ。忘れるものか。
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