真珠の海の火酒

セレナ・マクレガーは、カジノ付きの豪華客船セレブレーション号で、ディーラーとして働いている。裕福な家に生まれ大学で優秀な成績を修めたにもかかわらず、彼女は自立と刺激を求めて働き始めたのだった。１年が過ぎ、ディーラーの腕は天才的だと評判を得るが、彼女はまた新たな冒険がしたくなった。全力をあげて挑戦できる何かが欲しい。が、それがなんであるか、２６歳になる今でもまだよくわからなかった。退職する決心をしたセレナは、最後の航海でジャスティン・ブレードと出会う。冷たく光るグリーンの目、そして貴族的な顔だちの男…。