マケドニアの獅子
シルエット・スペシャル・エディション 244
パリス・アフトン・ボンズ / 佐野 晶
1988年4月30日
ハ-レクイン
638円(税込)
小説・エッセイ
シゴニーは国際的なジャーナリスト。VIPのインタビュアーとして、その名をはせている。今回はマケドニアのアガメムノン将軍に会うため、首都コンスタンチンにやってきた。空港からホテルへ向かうタクシーの中で、シゴニーは不穏な空気を感じとる。アガメムノン政権に対立する新民主党の地下組織PHFFの動きが活発になったことは知っていたが、過去に何度も危険な状況で仕事をしてきたシゴニーは、そんな雰囲気は気にもならなかった。だが突然、彼女は何者かにら致されてしまう。襲ったのはPHFFのリーダー、デイモン・デミトリオス、彼はシゴニーに反政府運動のために協力してほしいと申し出る。それは革命祭ミッドサマー・ミッドナイトも近いある夜のことだった。
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戦争もの
正直もう読みたくない。アメリカ人ジャーナリストのシゴニーは、反政府軍に拉致されてそのトップであるデイモンと恋に落ちる。そして内戦に巻き込まれてしまう。デイモンと一緒の時はほとんどベッドの中で、たまに外に出る時は危険な交渉が必須の時だけ。「デイモンが死なない限りこの国を出ない」と決めちゃったシゴニーは、反政府軍に従軍して、現在のマケドニア政府に対しての記事を書いて、世界中に知らせる仕事に取り掛かった。反政府軍の為の武器の密輸にチャラいアラブ男が出てくるけど、こいつがまたいい奴で、最後までシゴニーと反政府軍の為に戦ってくれる。そして自分のミスで、政府に捕まるマヌケのデイモン。デイモンを助ける為に、監獄に乗り込むシゴニー含む6人。拷問にあったもののデイモンは助けられたが、シゴニーは帰国。デイモンが回復してしばらくしてまたシゴニーはマケドニアに入り、彼と再会する。ひたすら暗く救われない話だったけど「俺たちの戦いは続く」みたいな終わりだったので、一応ハッピーエンドかな。二人が両想いっていうのもよくわかった。
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