パリの砂漠、東京の蜃気楼

金原 ひとみ

2020年4月23日

ホーム社

1,870円(税込)

小説・エッセイ

私は死にたいという言葉で安易に自分の憤りを処す人間で在り続けているー。一歳と四歳の娘と始めたパリでの母子生活。死から逃れるための突然の帰国。夫との断絶の中、混迷する東京での日々…。生きることの困難を綴る二年間の軌跡。

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橘薫

エッセイ…うん。

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3.1 2024年09月14日

タイトルから、パリや東京での作家ライフを楽しく書いたものかな、なんて予想しましたが…真逆なものでした。 「生きててすみません」と土下座する感じはまるで太宰治です。 希死念慮が強く、しかしきちんと子供2人を育てて家庭を回しているところがすごい。 この憂鬱さと自己破壊衝動的なもの、共感する方は少ないだろうけど、似たような傾向の方には救いになるのかも。

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