
日本幽霊画紀行
死者図像の物語と民俗
堤 邦彦
2020年9月14日
三弥井書店
3,080円(税込)
ホビー・スポーツ・美術
絵をめぐる幽霊済度の物語や、掛け幅自体を雨乞いの呪物に使った仏教民俗の歴史とともに東北から九州に及ぶ寺院が所蔵する隠れた名品を取り上げ150点のカラー図版と合わせて解説。 第一章 寺と幽霊画 1 高僧絵伝から幽霊画へ─死者救済の思想と図像化─ コラム1 東南アジアの幽霊女房 2 子抱き幽霊図の原風景─産死供養の図像─ 3 円山応挙伝説考─幽霊画をめぐる「物語」の成立ー コラム2 青楼の絵師・祇園井特 第二章 血族の証明 1 幽霊画の秘密─金沢・鶴林寺─ 2 失われた絵の帰還─会津美里町松沢寺─ 3 奥州四十九院家の記憶 コラム3 幽霊の交情 第三章 寺蔵幽霊画を巡る旅 1 みちのく幽霊画紀行─呪具としての死者図像─ コラム4 絵師のユーモア・自像幽霊画 2 幽霊画のまち─弘前市禅林街─ 3 御用絵師の女霊救済 4 薄幸の女霊図─丹後夕日ヶ浦─ 5 「産女の幽霊」を祀る─長崎光源寺─ コラム5 災害と幽霊画 第四章 幽霊画と江戸怪談 江戸はなぜ女霊の時代となったのか─後妻打ち怪談をてがかりとして─ 寺院所蔵幽霊画一覧
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