観音信仰と民俗

オリエントブックス

横田 健一

1989年12月31日

木耳社

1,601円(税込)

人文・思想・社会

“咲く花のにほふが如き”とうたわれた聖武天皇の御代、栄都に大仏を建立し、国々に国分寺を造立し、財政の半ばをあて、狂妄に走った因由は何か。不穏な世相におびえ、十一面観音や千手観音に誠をつくして帰依した,黎民の実態は何か!。「日本霊異記」「元亨釈書」など、数々の説話を傍証しつつ、観音信仰が敷行していった事情を解説する。

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