四間飛車道場(第11巻)

東大将棋ブックス

所司和晴

2003年6月30日

マイナビ出版

1,320円(税込)

ホビー・スポーツ・美術

居飛車穴熊が現れてから、四間飛車側はその堅さと遠さに苦戦を余儀なくされたが、近年になって対策が進歩し、互角の戦いを繰り広げられるようになった。対居飛車穴熊の作戦としては穴熊そのものを直撃する藤井システムが有力だが、本書は普通に美濃囲いに組む指し方を取り上げた。玉の薄い藤井システムよりもアマチュアの間では盛んに指定されているようだ。大事なのは序盤の後手4五歩。角交換を迫ることで居飛車穴熊側に後手6六歩を強要させ、四間飛車は後手4四銀と上がる積極的な駒組みを築いていく。5筋からの攻めを見せられた居飛車穴熊は思うように駒組みを進められない。もちろん居飛車穴熊側にも新しい対策は出現し、本書には最新の攻防がびっしりと攻められている。本書を読まずには四間飛車は語れない。

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