
緩急自在!新型相掛かりの戦い方
マイナビ将棋BOOKS
佐々木大地
2020年8月13日
マイナビ出版
1,804円(税込)
ホビー・スポーツ・美術
ーー格言は「飛車先交換三つの利あり」と教える。歩を手持ちにできること、飛車の利きが直射すること、歩のあった場所に別の駒が進めること。飛車先交換はこうした多くの得を生む、という教えである。だが、新型相掛かりは▲2四歩からの飛車先交換を急がず、▲3八銀と銀を立つところからスタートする。飛車先交換は確かに得である。しかし、新型相掛かりではさらなる付加価値、いわば「四つ目の利」を求めているのだーー(本文より) 本書は現在プロ間の主流になっている新型相掛かりについて解説した戦術書です。この戦型は「序盤から横歩取りをめぐる駆け引き」や、「双方が仕掛けを狙う緊張感」があり、とても楽しい戦法です。 ーーより多くの将棋ファンの方に手に取っていただけるように、細かい定跡よりも、「歩得で局面が収まれば先手成功」、「すぐの仕掛けがうまくいかない場合は▲4七銀ー▲4八金型を目指す」、「飛車の横利きを通す手が銀取りになるのが4筋位取りの効果」など、感覚や手筋をメインに解説しましたーー(著者談) 著者の佐々木大地五段は相掛かりのスペシャリストで、通算勝率は7割超。各棋戦で活躍し、将棋大賞の最多勝利賞や最多対局賞も受賞しています。その活躍の原動力となっている相掛かりの知識と研究を、初となる著作で惜しみなく披露してくださいました。ぜひ本書を読んで、スリリングな対局を楽しんでください。 第1章 5八玉型vs4二玉型 △8五飛ーー基本の仕掛けと理想形 △8二飛ーー積極策でとがめる △8四飛ーー最善を巡る攻防 第2章 5八玉型vs3つの作戦 早めの飛車先交換 居玉早繰り銀 先後同型策 第3章 最新の▲9六歩 端歩追随型 早期警戒策 第4章 実戦解説編 実戦例1 自然な流れでリードを奪う 対 先崎 学九段 第91期ヒューリック杯棋聖戦一次予選 実戦例2 厚みを築いて作戦勝ち 対 及川拓馬六段 第27期銀河戦本戦Fブロック 実戦例3 角を封じる位取り 対 富岡英作八段 第45期棋王戦予選 実戦例4 積極的構想を迎え撃つ 対 宮田敦史七段 第45期棋王戦予選 実戦例5 駒組みの落とし穴 対 行方尚史八段 第60期王位戦予選 実戦例6 端歩の一長一短 対 千田翔太六段 第90期ヒューリック杯棋聖戦二次予選 実戦例7 歩得vs手得 対 稲葉 陽八段 第60期王位戦挑戦者決定リーグ紅組 実戦例8 思惑を外される 対 佐々木勇気七段 第90期ヒューリック杯棋聖戦一次予選 実戦例9 鉄壁の銀冠 対 広瀬章人八段 第45期棋王戦挑戦者決定トーナメント(敗者復活戦) 実戦例10 歩が利く筋を意識する 対 渡辺 明三冠 第61期王位戦予選
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