
三国志(第7巻)
吉川英治
1990年2月1日
六興出版
950円(税込)
小説・エッセイ
北国育ちの魏の水軍は、船酔い続出で戦力が低下していたため、曹操も連環の計を受け入れてしまった。孔明の奇蹟を待っていた呉の周瑜は、生暖かい東南風が吹くや否やただちに充分用意されていた作戦を発動した。陸上には要所に各軍団を展開、水上には船足の速い大小の船艇を進ませた。この船団こそ、燃えやすい柴や油をかけた干し草、煙硝などを満載した焼打ち艦隊だった。八十余万の魏軍は一夜にして3分の1に減った。これが赤軍の戦だった。
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