新稲川淳二のすご〜く恐い話(橋の女)
リイド文庫
稲川淳二
2009年6月30日
リイド社
607円(税込)
人文・思想・社会 / 文庫
女と三メートルぐらいの距離まで近付いて、佐野さんとふたりで欄干に寄って、下を覗いてみたんですが、夜の闇の中、うっすらと靄のかかった黒い水面が広がってるだけで、何も見えない。ふたりがなおも身を乗り出して見ていると、次第に目が慣れてきた。と、隣で佐野さんが、「オイ何かいるぞ」と小声で言った。「えっ?どこ?」「ほら、あそこ」と、指差す先を見ると、稲川怪談、最新実話満載で充実の1冊、堂々登場。
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