天才たちの日課

クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々

2014年12月15日

フィルムアート社

1,980円(税込)

ビジネス・経済・就職 / 人文・思想・社会

小説家、詩人、芸術家、哲学者、研究者、作曲家、映画監督…彼らはどうクリエイティブを保っていたか?161人の天才たちの「意外?」「納得!」な毎日の習慣。

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Readeeユーザー

(無題)

starstarstar 3.0 2021年08月15日

過去から現在までの著名な作家、芸術家、音楽家、思想家、学者など161人を取り上げて、それぞれ仕事、食事、睡眠、趣味、人づきあいなどにどう時間を割り振っていたかを紹介した本。 ◯午前中に仕事をする(朝型)の人と、深夜に仕事をする(夜型)の人に分かれる。意外と早起き多くてびっくりした。あとルーチンワークを繰り返す人が多い。毎日就寝時間と起床時間が決まってるのなんて私くらいかと思ってた ◯休憩の方法としては散歩が多い。酒、クスリ、コーヒーも多い。 こういう方法が生産性を高めますよ、という本ではなく、いろんな有名人のありのままを紹介した本、というところが良かった。偉人もだめなところがあるんだなと思うと安心するよね。 以下、面白かったやつ ▶ベンジャミン・フランクリン 毎日「空気浴」を行っていた。 本人が手紙のなかで次のように書いている。 ↓ ーーーー 水も空気も基本元素だが、冷たい空気を浴びるほうが自分の体にはずっとよいことに気づいた。そこで、ほとんど毎日、朝早く起きて、なにも身に着けずに自分の部屋ですわっている。時間は季節によって三十分から一時間で、その間、本を読むか書きものをしている。それは苦痛ではないどころか、すこぶる心地よい。 ーーーー ▶村上春樹 ーーーー 長編小説を書いているとき、村上は午前四時に起き、五、六時間ぶっとおしで仕事をする。午後はランニングをするか、水泳をするかして(両方するときもある)、雑用を片づけ、本を読んで音楽をきき、九時に寝る。 ーーーー 理想の生活だな ▶ルネ・デカルト ーーーー デカルトは、優れた頭脳活動をするには、怠惰な時間が不可欠だと信じていて、ぜったいに働きすぎないように気をつけていた。 ーーーー ▶ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ ーーーー ”気分がのらない”は晩年の悩みの種だった。ゲーテはインスピレーションが湧かなければ、なにごとも無理にやろうとしても無駄だと考えていた。「したがって、私のアドバイスは、なにごとも無理にやろうとしてはいけないということだ。気分がのらない日や時間は無為に過ごすか、寝るかしたほうがいい。そんなときに書いたところで、あとから読んで満足のいくようなものは生まれない」 ーーーー ただのダメ人間で草 ▶ジョン・アップダイク ーーーー 「かすかな予感から考えがまとまり、それが言葉になって、活字になる奇跡には、決して飽きることがない」 ーーーー 習慣関係ないけど素敵な言葉! ▶マリーナ・アブラモヴィチ ーーーー 「アーティストはここにいる」というタイトルのパフォーマンスで、回顧展の開催中、ひとつの椅子にずっとすわり続けたのだ。一日七時間(金曜日は十時間)、週に六日、十一週間、それを続けた。毎日、美術館を訪れた客が一人ずつ、アブラモヴィチの向かいの椅子に好きなだけすわっていいことになっている。十一週間のあいだに、彼女は一五六五組の目を見つめた。このパフォーマンスに備えるため、パフォーマンスのあいだなにも食べず、トイレにも行かなくてすむように訓練した。 ーーーー エピソード強すぎ。笑

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