問い直す「部落」観

日本賤民の歴史と世界

プロブレムQ&A

小松 克己

2006年2月25日

緑風出版

1,980円(税込)

人文・思想・社会

これまで教育現場・啓発書などで通説となっていた、「武士が農民の不平・不満をそらすためにえた、ひにん身分をつくった」という近世政治起源説は、なぜ否定されなければならないのか。本書は日本の賤民(被差別民)の形成・成立・ 確立・解体を日本の歴史の展開のなかに問い直している。そして、「近代日本社会でどのようにして、社会問題としての部落問題が成立したのか」を考察し、「日本の近代化のどこに問題があったのか」を論じている。さらに今日の部落差別 の現実を再度検証している。 部落問題はどのような特質をもつ、どのような差別問題ですか? 関東・東北・北陸の部落は、どうなっているのですか? 中世社会で差別されたのは、どんな人々だったのですか? 近世の部落は、どのようにして制度化されたのですか? 近代になって部落のことは、いつごろ問題視されたのですか? いまでも部落差別は、あるのですか? 今後、部落の歴史はどう把握すべきなのですか?

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