世界が見た福島原発災害(2)

大沼 安史

2011年10月30日

緑風出版

1,980円(税込)

科学・技術

「自国の一般公衆に降りかかる放射能に関連する健康上の危害をこれほどまで率先して受容した国は、残念ながらここ数十年間、世界中どこにもありません。このような基準は、受け入れがたい健康上のリスクを、避けることができるにもかかわらずもたらすものです。私たち医師には、このことを指摘する倫理的責任があります。国際的に最善といえる水準の放射線防護策を実施するには、いっそうの避難が必要です」8月22日、ノーベル平和賞を受賞した「核戦争防止国際医師会議」は菅首相にこう勧告したーー。  「東京の平均的市民は4月いっぱい、1日あたり10個のホット・パーティクルを、呼吸を通じて体内に取り込み続けていた!」  政府・東電・マスコミは情報隠しをしていないというが、私たちは瞞されている。そして政治的無策のなか、死の灰の下で確実に〈殺されていく〉。

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