
科学者の社会的責任を問う
荻野 晃也
2020年8月20日
緑風出版
2,750円(税込)
科学・技術
京大工学部原子核工学教室の職員(助手)だった私は、学生・院生たちと原発の安全性や問題点を学ぶうちに「危険性」を確信したのですーー湯川秀樹を代表とする原子力研究のメッカで、反旗を翻して反原発運動の黎明期に活動し、「全国原子力科学技術者連合」(全原連)の組織化に邁進し、「伊方原発訴訟」の弁護補佐人として安全性論争を担った著者の闘いの軌跡……。 核兵器の反対を訴える一方で原子力の平和利用、原子力発電を許容する湯川秀樹への不信を出発点に、原発推進に加担する科学者らの社会的責任を改めて問い、その社会的使命を考える。 第1章 科学者の社会的責任と反原発 はじめに 第1節 京大における原子核研究 第2節 京大での私の研究について 第3節 京大の原子核・原子力研究について 第4節 湯川秀樹先生のこと 第5節 湯川秀樹と原発問題 第2章 京大工学部原子核工学教室に就職して はじめに 第1節 「全国原子力科学技術者連合(全原連)」の誕生 第2節 全原連の活動について 第3節 反原発住民運動とのかかわり 第4節 全原連とその他の反(脱)原発運動との関係 第3章 伊方原発訴訟のこと 第1節 裁判の開始まで 第2節 「異議申し立て」の提出 第3節 「第一審」が始まる 第4節 第一審の経過と証人調べ 第5節 第二審(控訴審)始まる 第6節 控訴審での証言内容と経過 第7節 最高裁に上告 第8節 伊方原発訴訟が終わってから 第4章 原発問題から電磁波問題へ 第5章 おわりに 年 表 京大定年退官までの45年間の出来事──反原発から電磁波問題まで
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