
よみがえる歴史
作陽ブックレット
網野善彦
1998年4月30日
作陽学園出版部
523円(税込)
人文・思想・社会
日本列島には複数の王権が並び立ち、聖徳太子は「日本人」ではなく、百姓の多くは農民ではなかった。-日本史のなかの常識に果敢にいどむ著者が、古代日本列島とアジア大陸との親密性を、近代技術の土壌となった百姓のさまざまな生業を、平易に語りかける。
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パン阿弥
(無題)
作陽大学という岡山の大学で、1996年に行われた講演録。地域の一般層向けの講演なのか、学生向けなのか、網野史学の導入の導入のような内容。 論点は網野読者にはおなじみの二つのテーマ、一つは「『日本』とは何か」、もう一つは「『百姓』の解釈を"農民"に限定しない史観」を扱っている。二つとも軽く触れているだけなのだが、講演場所に応じて地元岡山の話題が織り込まれていたりして、気軽に読める。
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