花狩

田辺聖子

2010年5月31日

清流出版

1,650円(税込)

小説・エッセイ

おタツはどうも情愛だけがこの世でいちばんあとまで生き残る価値のあるもののように思えてならなかった。-それにしても六十年にちかい一生に、大水も大火も見たけれど、人間同士が憎しみもないのに大量に殺し合う戦争ほどむごたらしいものはみなかった。大阪へはやく帰ろう。大阪のゴミを吸って生涯をすごした人間は、大阪で働いて死に、大阪のゴミになりたいのだ。

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(1

starstarstarstarstar 5

読みたい

0

未読

0

読書中

0

既読

6

未指定

1

書店員レビュー(1)
書店員レビュー一覧

ひさだかおり

書店員@精文館書店中島新町店

(無題)

--
0
2020年01月16日

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください