
自然と人生とのあいだ
自然主義文学の生態学
永井聖剛
2022年2月10日
春風社
4,720円(税込)
人文・思想・社会
自然のうちに人生を見、人生のうちに自然を見る 「日本自然主義文学」を〈「自然」をめぐる近代思想〉という新たな視点から読みかえる。 〈自然〉とは、実体としての「自然」ではなく、自他の境界をいったん無化し、再編成するーー類化を促す機縁あるいは環境であり、またその手段でもある。 [目次より] 序章 思想としての〈自然〉 第一章 自然としての人生 -徳冨蘆花『自然と人生』と無常観の近代 第二章 田舎教師の復讐 -田山花袋『田舎教師』における自己肯定の方法 第三章 初期『中学世界』における〈文学〉の再編成 -「中学=世界」への参与と逸脱 第四章 「文章=世界」を生きる中学生たち -『中学世界』から『文章世界』への移行 第五章 〈自然〉のインターテクスチュアリティ -田山花袋はニーチェをどう読んだか 第六章 精神主義は自然主義である -清沢満之と田山花袋、あるいは他力思想としての自然主義 第七章 修養と自然 -青年の変容と中年の誕生 第八章 Kとは誰のことか -KとT、あるいは独歩と花袋 第九章 自然のコンポジション -田山花袋『時は過ぎゆく』の構図と構成 終章 〈自然主義〉の現在と未来
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