黒獣

気高き聖女は白濁に染まる

Pumpkin novels

高橋ショウ

2010年7月31日

ターニング・ポインツ

968円(税込)

小説・エッセイ / 新書

『セレヌス大陸』の西方に位置する平原地帯『エオス』その北方の境界線にある七つの砦を中心に、数百年にわたって行なわれていた同盟軍と魔軍との攻防戦は、ダークエルフの女王の力の衰えをきっかけにして、最終的な局面を迎えるようにみえた。女神の生まれ変わりであるハイエルフの呼びかけの元、『七盾同盟』を結成し、魔軍に対抗しつづけた同盟軍は、この戦いに終止符を打つため、ヴォルトを頭とする傭兵軍団ー黒犬傭兵団に総力戦の前衛を依頼する。しかし、黒犬傭兵団は、ダークエルフの女王の国を侵略した後、ダークエルフの女王の国に本拠地を移しかつての味方の国への侵攻を開始した。傭兵軍団を率いる裏切りの傭兵団長が出した宣言に、同盟側の人々は耳を疑った。国中の女たちが、訪れる不特定多数の男性たちに性的奉仕を行う『奉仕国家』の建国宣言ーそして、同盟側の女たちは、この建国宣言が、嘘でも誇張でもないことを、身をもって知ることになる。

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