「象徴」のいる国で

菊地史彦

2020年12月19日

作品社

3,960円(税込)

人文・思想・社会

昭和・平成・令和──三代を経て「象徴天皇制」の意味が改めて問われている現在、戦後昭和・平成の時代を「二重性」というキーワードで、天皇制、美空ひばり、ザ・ピーナッツ、大阪万博、『深夜特急』、ユーミン……といったさまざまな局面から読み解く、画期的な現代史!  本書は主に戦後昭和と平成の歴史を扱っている。複数の分野を渉り歩きながら、戦後史の移り行きを観察し、一貫しつつ変容する〈社会意識〉を追跡しようと試みた。  もちろんこの時代を一望に収めることなどできはしないが、始端に裕仁天皇を置き、終端に明仁天皇を置いた上で、「二重性」の視点から、いくつかの社会事象を捉え直していくのは面白そうな気がした。一つの事態や事件を、二つのもの、二つのことの関係として見ていくことで、これまでとは別の視界が開けるかもしれないと考えたのである。 ーー本書「はじめに」より

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