同盟は家臣ではない

日本独自の安全保障について

孫崎 享

2023年8月20日

青灯社

1,980円(税込)

人文・思想・社会

これまでの日本外交・安全保障政策は「米国を喜ばすため」だった。 今こそ日本針路の羅針盤をー 欧州、イスラム圏では「米国離れ」が加速している。 「米軍が日本を守る」は幻想だ。 中国、ロシア、北朝鮮とは外交努力をすれば、武力攻撃を受けない。 【日本独自の安全保障政策のために】 ・「核の傘はない」と思い知るべきである。 ・「敵基地攻撃」論は相手国の圧倒的反撃能力と10倍返しを考慮したら成り立たない。 ・台湾有事なら、沖縄や本土の基地、市街地が中国によって攻撃される可能性がある。 ・ロシアには、「自分たちが脅かされている」と感じさせなければ、日本を軍事的に攻撃することはない。 ・「北朝鮮の国家や指導者を排除する軍事行動に参画しない」と言えば、北朝鮮の軍事的脅威はなくなる。 ・中国との台湾、尖閣問題は、過去の合意を守っていけば軍事紛争にはならない。

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