吉井勇の旅鞄

昭和初年の歌行脚ノート

細川光洋

2021年11月19日

短歌研究社

5,940円(税込)

人文・思想・社会

「いのち短し恋せよ乙女(ゴンドラの唄)」で一世を風靡した若き伯爵歌人・吉井勇。 その中年期は社交界を巻き込んだ一大スキャンダル「不良華族事件」からはじまる激動があった。はじめて明かされる長い漂白と隠遁の日々。晩年の円熟した境地に至るまでを丹念に追う。 序章 第一章 相模相聞居時代から渓鬼荘結廬まで 白秋描く「勇像」/猪野々日記/雅澄の妻/わびずみの記/春待つ心/巡礼日記/瀬戸英一の死/土佐への初旅/猪野々籠り/渓鬼荘/田村敬男と京都政経書院/夢二の死/歌集『人間経』/水蔭の客死と結廬 第二章 上京と「遍路」創刊 寂しければ/歌の師・鉄幹/微熱抄/娑婆風流/孤独地獄/市川仮寓と「遍路」の創刊 第三章 歌行脚 白鳥歌はず/杉皮装『わびずみの記』/歌行脚1讃岐路・伊予路/歌行脚2瀬戸の島々/歌行脚3中国路・鯉城歌抄/歌行脚 4九州路・「五足の靴」/歌行脚5九州路 ・火祭り/歌行脚6南予路・帰山/大原富枝の「渓鬼荘を訪ねて」 第四章 流離時代の終わり 駿河路の春/富士を仰ぐ/父と子の歌行脚/阿波行・モラエス/南国土佐大博覧会・茂吉の手紙/伯方島/戦雲来/益喜出征/薩摩がえり/築屋敷/天彦

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