リベルタン文学とフランス革命

リベルタン文学はフランス革命に影響を与えたか?

関谷 一彦

2019年4月10日

関西学院大学出版会

3,960円(税込)

人文・思想・社会

序 論 第1章 「フランス革命の起源」の問題   一 ダニエル・モルネ   二 ロバート・ダーントン   三 ロジェ・シャルチエ 第2章 リベルタン文学とは何か?   一 「リベルタン」という語の変遷   二 リベルタン文学の定義   三 リベルタン文学が開花する背景 第3章 リベルタン文学の始まり   一 クレビヨン・フィスの『ソファ』   二 ディドロの『不謹慎な宝石たち』   三 偽善を暴こうとする意志 第4章 『カルトゥジオ会修道院の門番であるドン・B***の物語』   一 読者が惹きつけられた「性」の記述   二 真実なのは「心の声」   三 聖職者の性的欲望 第5章 『女哲学者テレーズ』   一 物語の概要とその周辺   二 『テレーズ』にみられる哲学   三 「仮想の読者」というアプローチ   四 『女哲学者テレーズ』の読み     四─一 読者層/ 四─二 「暗黙の作者」が示す主題/ 四─三 道徳、宗教、哲学/ 四─四 「仮想の読者」の関心 第6章 政治的中傷パンフレット   一 パンフレットの世界   二 政治的中傷パンフレット『シャルロとトワネットの恋』   三 『ルイ十六世の妻であるマリー=アントワネットの色情狂』 第7章 『閨房哲学』とフランス革命   一 リベルタン文学の終着点としてのサド   二 革命中に執筆された『閨房哲学』   三 「フランス人よ」のパンフレット   四 『閨房哲学』に流れ込んでいる思想     四─一 名前が明示されている人物たち/ 四─二 名前が明示されていない人物たち   五 リベルタン文学の系譜   六 『テレーズ』と『閨房哲学』の類似 第8章 リベルタン版画   一 性愛を描いた版画の歴史   二 用語の問題   三 視覚の重要性   四 『テレーズ』の挿絵の特徴   五 日仏エロティックな版画の独自性 第9章 リベルタン文学、リベルタン版画が果たした役割   一 リベルタン文学の果たした役割   二 リベルタン版画の果たした役割   三 批判と性と哲学   四 「今、ここでの幸福」から社会批判   五 リベルタン文学はなぜ十八世紀フランスに生まれたのか? 結 論  あとがき Bibliographie 索  引

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