美人座物語

近代日本のカフェ文化と東アジア世界

山路 勝彦

2023年10月16日

関西学院大学出版会

6,380円(税込)

ビジネス・経済・就職

戦前の大阪・道頓堀に社交界の花形として美人座という名前のカフェが存在していた。昭和期の世相を語る時に無視できないカフェという文化装置を、東アジア世界という文脈において考察。 はじめに 第一章 〈美人座〉物語──大阪カフェ文化の誕生  一 大阪のモダニズム  二 道頓堀の大正期  三 進化する歓楽街──美人座の登場  四 美人座と赤玉──歓楽街の王者  五 台湾へ、満洲へ、そして朝鮮へ 第二章 女給が輝いていた昭和  一 昭和のカフェを望む  二 カフェと社会現象   1 広津和郎と『女給 小夜子の巻』   2 社会進出か、良妻賢母か  三 女給、カフェ、社交ダンス   1 カフェと社交ダンス   2 カフェと風紀取締  四 女給たちのカフェ 第三章 昭和の台湾(1)──洋装とファッション  一 一九三〇年代の世相に向けて  二 近代への入口   1 自転車と「お転婆娘」   2 ファッションとしての洋傘  三 洋装、化粧品と台湾   1 大阪の化粧品会社、クラブコスメチックスのファッション戦略   2 台湾での宣伝活動  四 台湾の洋装 133 第四章 昭和の台湾(2)──近代化と植民地、消費文化と歓楽街の生成  一 台湾近代の夜明け   1 電化社会への道筋   2 台湾電力株式会社の登場  二 娯楽と日常性   1 新しい文化の流れ   2 洋画界の興隆  三 消費文化と歓楽街   1 女給業の誕生   2 カフェの流行  四 欲望と禁圧──カフェは踊る  五 赤星義雄と「台湾藝術新報社」の時代 第五章 満洲の歓楽街──エロスと規律権力  一 大連の景観   1 ロシアの風情   2 日本人商店街の発展   3 連鎖街──洋風化の商店街  二 裸踊りと文学者   1 ハルビンの裸踊り  三 エロスの時代──歓楽街に遊ぶ   1 ハルビンのキャバレー   2 カフェ街の状況   3 エロスの時代  四 規律権力の介入   1 享楽の世界と風俗警察の監視   2 エロスと規律権力  五 贅沢品禁止令と寂れゆく歓楽街  補遺 ハルビンの映画館(パンフレット) 第六章 植民地と近代──朝鮮一九三〇年代  一 梶山季之と京城の光景  二 近代の始まり、化粧品業界、断髪少女のことなど   1 日本への憧れ   2 化粧と美の世界──レート、ウテナ、ヘチマコロン   3 レートの企業戦略  三 ハリウッド映画がやってきた   1 研究史への断章   2 京城の映画事情  四 伝統との葛藤  五 カフェとダンス  六 エロスと法秩序 おわりに──東アジアのカフェをめぐる断章 引用文献 追記 索引

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