意味と人間知性の民俗認知経済学
「トランス・サイエンス時代」への教訓を求めて
中込正樹
2018年3月31日
知泉書館
6,600円(税込)
ビジネス・経済・就職
現代は科学に依存した社会を創り上げたが、深刻化する社会問題に苦しんでいる。科学至上主義では克服できない「トランス・サイエンスの時代」が到来している。経済学は効用と利潤の最大化が個人や社会を幸福にし、豊かな生活を実現するとした。しかし現実は貧富の格差が拡大し、社会的な基盤は脆弱化している。著者は意味を希求し意味を創り出す行為であるセンスメーキングに着目、歴史民俗的な実例を通して共に生きて働く中で、潜在的な知的可能性が大きなスケールで展開し、集合知となって継承されることを考察する。心理学的実験の活用を含めて、経済学の可能性を探究した画期作。
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