鎖国の地球儀

江戸の世界ものしり帖

松尾 龍之介

2017年5月23日

弦書房

2,530円(税込)

人文・思想・社会

江戸期の庶民の心をとらえた世界地理風俗の案内書の決定版! 本を開けば、異国あり。 日本で最初の天文地理学者・西川如見による『華夷通商考』(1695年刊)とそれを充実させた『増補華夷通商考』(1708年刊)は、あの南方熊楠も愛読したという世界地理風俗案内の名著。本書はその名著を現代文に訳し、さらにわかりやすい解説とイラストを付して甦らせた労作。江戸中期の人々は鎖国の窓から世界をどのように見ていたのかを紹介。西川如見は当時の国際貿易都市長崎にいたため、世界の風俗や科学知識、特に天文学と地理学の最新情報を自由に収集できた。彼の観察力の鋭さ、想像力の豊かさが満載の愉しい一冊。 〈巻の一〉中華北東部 〈巻の二〉中華南西部 〈巻の三〉外国・外夷     《外国》漢字を使用する国     《外夷》横文字を使用する国 〈巻の四〉阿蘭陀および外夷(オランダの通商相手国)     《日本で広く知られた8ヵ国》インド/ラオス/モザンビーク他     《渡海を禁じられた4ヵ国》スペイン/マカオ/フィリピン/イギリス 〈巻の五〉無縁の夷狄戎蛮     《亜細亜(アジア)》《欧羅巴(ヨーロッパ)》     《利未亜(アフリカ)》《亜米利加(アメリカ)》     《南方の大陸》 〈解 説〉 鎖国からみた世界知識

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