寺内正毅と近代陸軍

堀 雅昭

2019年2月21日

弦書房

2,420円(税込)

人文・思想・社会

戊辰戦争からシベリア出兵まで。 寺内正毅(1852-1919)無能説を覆す本格評伝。 寺内正毅(1852〜1919)は、フランス武官時代の経験を陸軍の近代化に生かし、日韓併合後は初代朝鮮総督として反日暴動を軍事力で鎮圧しながら朝鮮の政治を安定させ様々な近代化民主化を断行した。その業績はきわめて大きい。その後、首相時代にロシア革命が勃発し、主戦派の圧力によってシベリア出兵を実行する。その撤退時期を逸したことや同時期におこった米騒動の責任を追及され、前半生の実績が消し去られてしまうのである。本書は戦後つくられた寺内正毅無能説を、封印されてきた膨大な資料をもとに覆す本格評伝。 【目次から】 「二つの攘夷」と「二つの保守」 第1章 大楽源太郎と寺内正毅 久留米藩難事件/田原坂と動かぬ右腕 第2章 寺内正毅のパリとアジア サン・シール士官学校からの手紙 第3章 帝国日本とアジア主義 日清戦争で運輸通信長官に/日露協商(満韓交換論)か日英同盟か 第4章 第三代韓国統監から初代朝鮮総督へ 明石元二郎の革命工作/満洲総司令部の新設/半島に向かう日本事業家たち/日韓併合 第5章 寺内正毅内閣とシベリア出兵 頭山満と乃木希典/寺内正毅内閣の出現/ロシア革命とシベリア出兵/甦る寺内正毅

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