新解釈関ケ原合戦の真実

脚色された天下分け目の戦い

白峰旬

2014年10月31日

宮帯出版社

1,430円(税込)

人文・思想・社会

関ヶ原合戦にはよく知られたおなじみのエピソードが多い。しかしそれを歴史的に検証するとどうなのか? 本書では一次史料を用い、小早川秀秋への「問鉄砲」はフィクション、小早川秀秋は開戦と同時に裏切り石田三成方 は瞬時に敗北したこと、家康の小山評定は歴史的事実とは言えないことなどが、次々に検証されていく。生駒利豊書状 の真に迫る白兵戦のすさまじい描写、細川忠隆の首注文史料の数字が語る実戦の具体性も本書の見どころである。 今後、関ヶ原合戦を論じる上で避けて通れない一冊である。 【目次】 【序章】関ヶ原合戦はどう語られてきたのかー江戸時代に誕生した関ヶ原合戦像  【第一章】関ヶ原合戦当日の虚像を剥ぐ  【第二章】関ヶ原合戦以前の通説を正す  【第三章】小早川秀秋を裏切らせた「問鉄砲」はフィクションである  【第四章】『日本戦史』の布陣図に歴史的根拠はない  【終 章】すりかえられた天下取りの戦い

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