
ワイセツ論の政治学
走れ、エロス![増補改訂版]
内藤 篤
2017年12月22日
森話社
2,970円(税込)
人文・思想・社会
猥褻か? 芸術か? どころの騷ぎじゃない!! チャタレイ夫人、悪徳の栄え、愛のコリーダ……、昭和の先人たちが挑んだ芸術論としての猥褻論争も今や昔。ネット社会化により混迷するワイセツ規制は、いまや「ブツ」から人々の「思考」そのものへと、その権域の拡大を試みる。海外配信から、準児童ポルノ、非実在青少年、JKリフレまで……。 「ヘア」解禁が話題となっていた1994 年に刊行された旧版を、大幅な加筆と註釈によりメタ的にリノベーション。エンタテインメント領域を中心に活躍する弁護士であり名画座「シネマヴェーラ渋谷」館主でもある著者が、昭和から現在までの豊富な判例をもとに、今日におけるワイセツ規制の問題点を実証的に描き出す。 プロローグ[1994/2017] 1───────────1994 1 発情するメディア───テクノロジーが駆動する欲望 2 まだ死ねずにいる猥褻裁判のために───チャタレイ夫人/サド/愛のコリーダ 3 越境の規則───税関という名の超絶理論体系 4 自主規制の政治学───映倫の存在理由 5 エンド・オブ・ザ・ロード───「有害」図書指定とは何であったのか 6 リベラリズムを超えて───フェミニズム・ポルノ批判異論 幕間 メディア・セックスの彼方に───エピローグ[1994] 2───────────2017 7 「フリー経済」の果てに───ビデ倫摘発/海外配信 8 エロい芸術───エロと権力の付き合い方 9 エロと権力、ふたたび───準児童ポルノ/非実在青少年 エピローグ[2017] あとがき
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