演劇とメディアの20世紀

近代日本演劇の記憶と文化 8

神山彰 / 後藤隆基 / 熊谷知子 / 村島彩加 / 大西秀紀 / 日比野啓

2020年7月20日

森話社

5,060円(税込)

エンタメ・ゲーム

舞台と人々をつなぐもの 20世紀の演劇を考えるとき、近代に発達した印刷や写真、音声、映像などの多種多様なメディアの存在を抜きには語れない。 多くの人々が舞台や役者の記憶をとどめ、想起するときの、それらメディアの果たした役割を検討する。 メディアの発達がもたらしたものとは──。 I総論 第1章 演劇に見る思い出とメディアの間──共有感の喪失=神山彰 II勃興する活字メディア 第2章 明治中後期の新聞と同時代演劇──新聞小説・興行・記録装置=後藤隆基 第3章 演劇雑誌の近代──青年歌舞伎とファンの『歌舞伎若人』=熊谷知子 III大衆化の時代 第4章 スターのおもかげ──演劇写真の日本近代 =」村島彩加 第5章 レコードと演劇 =大西秀紀 第6章 漫画と演劇 =日比野啓・ 鈴木理映子 IV放送メディアの登場 第7章 北條秀司のラジオドラマ =和田尚久 第8章 テレビと演劇──レビュー式喜劇・軽演劇との関わりを中心に= 西条昇 V時代の変容を映して 第9章 劇場プログラムとポスター= 神山彰 第10章 政治メディアとしての演劇 ──川上音二郎、大衆演劇、裸ショウ=中野正昭 第11章 演劇と映像の変容と逆転 =神山彰

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