映画人が語る 日本映画史の舞台裏[配給興行編]

谷川建司

2020年10月22日

森話社

3,960円(税込)

エンタメ・ゲーム

日本映画の陰の立役者たち 「商品としての映画」に対価を支払ってもらうためには、撮影現場を離れた後も多種多様な戦略を講じる必要がある。 ──光学特撮や現像のスペシャリスト、コピーライター、営業・宣伝担当者、劇場支配人など、作品の仕上げから観客に供されるまでの仕事に携わってきた15名の映画人へのインタビューで語られる様々なエピソードを通して、日本映画史を捉え直す! はじめに= 谷川建司 【第I部 作品を仕上げる仕事】 『ウルトラマン』から『乱』まで、光学合成のスペシャリスト(中野 稔/光学合成) 東映京撮から東映動画の編集者へ(千蔵 豊/編集) 東映動画の海外制作システム構築へ(蕪木登喜司/演出家・制作) 映画からテレビまで、現像を支えた東洋現像所(奥村 朗・須佐美 成/現像技師) 【第II部 作品を送り届ける仕事】 作品の魅力を伝える言葉の力(関根忠郎/コピーライター) 横田永之助の息子として、大映の営業マンとして(横田良之助/映画配給営業) スター像をファンに届けた雑誌『近代映画』(小杉修造/映画雑誌編集者) 黄金期の映画界と芸能雑誌の時代(高木 清/元『平凡』編集長) 【 第III部 企業の生き残りをかけて】 永田大映から徳間大映へ繋いだ労組委員長(山本 洋/プロデューサー) 大映の凋落と永田雅一(安倍道典/大映テレビ社長) 【第IV部 配給・興行の仕事】 満洲映画協会から洋画配給へ(緒方用光/映画配給) 独立プロから名宣伝部長、そしてプロデューサーへ(原 正人/宣伝・プロデューサー) 地方都市石巻で洋画上映館経営者として活躍(稲井峯弥/映画館支配人 ) 特撮ファン文化を醸成した劇場、伊丹グリーン・ローズ( 山富真治/劇場支配人) 映像作品名索引

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