事件現場清掃人 死と生を看取る者

高江洲 敦

2020年11月27日

飛鳥新社

1,430円(税込)

ビジネス・経済・就職 / 美容・暮らし・健康・料理

あなたの死に様、かなえます。 職業:事件現場清掃人 仕事:誰にも看取られずひとり亡くなった者たちの、この世に生きた痕跡を完全に消し去ること。 「事件現場清掃とは、その人の死に至るまでの人生を追体験するような仕事です。そういう意味では、どの現場も決して生やさしいものではありません。そんな中でも、私自身がもっとも苦しい思いをした現場のお話をしましょう…」 東日本大震災、度重なる災害、そして新型コロナ禍… 不安と孤独に蝕まれる現代の日本で、心ならずも倒れた部屋の主たち。 その”痕跡”から見えてくる、壮絶な生と死と、愛の物語。 閲覧注意! 本物の“事故物件”の間取り図・写真を多数掲載! プロローグ 〜死者のエネルギーが残る、ある殺人事件現場より 第1章 行旅死亡人ーー誰ひとり偲んでくれる人がいない孤独者の死 身元不明の死者「行旅死亡人」/人を殺す部屋/死者が引き起こす怪現象/新型コロナウイルスがもたらしたもの 第2章 自ら命を絶つ人ーーからだの寿命とこころの寿命 遺族のやるせなさ/浴室の10円カミソリ/「恨み」と「謝罪」/記憶を消すための特殊清掃 第3章 生きづらさの果てにーー不安が精神を蝕む 現場から見えてくる「精神疾患」/紐で囲われた遺体/コミュ障・メンヘラ/ゴミ屋敷から出てくるもの/ペットに看取られる/特殊な性癖を持つ人々の最期/トイレの中の即身仏 第4章 遺族たちの愛ーー残された者たちの人生 遺族が特殊清掃をするとき/遺体跡を覆う新聞紙/夫を亡くした家に住み続ける/与える者は与えられる 第5章 死後の世界ーー墓、供養、相続…誰が何を引き継ぐのか 相続する側・される側/相続を拒絶される/死後を案ずる人々/事故物件専門不動産 第6章 生まれくる命ーー子どもたちに希望を 不幸の上に成り立つビジネス/故人から子どもたちへの「恩送り」/命を守るお金と知識/死に様から生き様を学ぶ エピローグ 〜事件現場清掃人の仕事がなくなるとき 孤独死をなくす家賃保証会社/あなたの死に様、かなえます/死の間際に思うこと

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