瀬戸際の渓魚たち 増補版 東日本編

佐藤 成史

2020年7月16日

つり人社

2,750円(税込)

旅行・留学・アウトドア / ホビー・スポーツ・美術

1998年刊行の幻の名著が2020年の視点も加筆されて、復刊です。 フィッシングライターとして現在も活躍する佐藤成史さんのライフワーク、人間の活動などにより生息場所を狭められる渓流魚たちを追いかけ写真に収めた貴重な記録。 インターネット前夜、乏しい情報をかき集めてターゲットににじり寄るようすは、冒険談のようなある種の清々しさも感じられます。 著者はフライフィッシャーですが、渓流魚の儚さ、美しさに心が動かされたことがある、すべての人にとって、価値のある読書体験になるはずです。 東日本編に収められたのは15エピソード。岐阜県から北海道にかけて、無紋ヤマメ、無班イワナ、カメクライワナ、スギノコ、オショロコマなどに巡り会います。 まえがき 002 瀬戸際の渓魚たちの現在 2020 006 ヤマメ・アマゴ群の自然分布概念図 018 日本産イワナ属の自然分布概念図 019 日本海側イワナ 020 太平洋側イワナ 022 オショロコマ 024 日本海側ヤマメ 025 太平洋側ヤマメ・アマゴ 026 第16章 サツキマス 岐阜県(1992年5月) 030 第17章 別荘地に残されたイワナ 長野県(1997年5月) 044 第18章 種の境界と混沌 神奈川県、静岡県(1994年4月) 056 第19章 神流川源流の天然イワナ 群馬県(1994年8月) 072 第20章 失われた渓と無紋ヤマメ 茨城県(1994年4月、1995年4月) 084 第21章 阿武隈高地の天然イワナ 福島県(1996年9月) 096 第22章 タキタロウと大鳥池 山形県(1996年9月) 108 第23章 カメクライワナを巡る旅 山形県(1993年9月) 121 第24章 無差別放流への警鐘 岩手県ほか(主に1993年8月) 138 第25章 小渓の幽魚 無斑イワナ 岩手県(1993年8月) 155 第26章 スギノコ物語 青森県(1991年8月) 171 第27章 オショロコマの南限 北海道(1992年6月) 185 第28章 オショロコマの楽園 北海道(1996年9月) 196 第29章 北の原野にイトウを追い求めて 北海道(1995年11月) 208 第30章 日本最北の島々と渓魚たち 北海道(1996年9月) 224 2020年、「瀬戸際」を振り返る 東日本編 246 参考文献 252 謝辞 255

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(0

--

読みたい

0

未読

0

読書中

0

既読

0

未指定

3

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください