千年災禍の海辺学

なぜそれでも人は海で暮らすのか

東北学院大学 / 金菱清

2013年3月31日

生活書院

2,750円(税込)

ビジネス・経済・就職

2年の歳月を経て、悲しみが深まる人びとがいる一方、時間とともにそれぞれの生活の中に災禍は組み入れられてくる。三陸沿岸を、地理的辺境としてではなく、危機に晒された生を生き抜く智慧が集積した文化的中心として捉え、強圧的な行政政策への対抗論理としての実践性と、災害リスクに対する脆弱性の吸収と回復力の保持を明らかにする。

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