保安処分構想と医療観察法体制

日本精神保健福祉士協会の関わりをめぐって

樋澤吉彦

2017年10月31日

生活書院

3,300円(税込)

人文・思想・社会

構造的類似性から一種の保安処分と同定できる医療観察法。なぜ、日本精神保健福祉士協会は実質的且つ積極的に関与を表明するに至ったのか!「再犯のおそれ」と「医療の必要性」という、相反的であり且つ相補的でもある処遇要件を完備した医療観察法。その法へのPSWの関与の強度の過程を精査することを通して、精神保健福祉士(PSW)の活動の価値基盤の中にもともと強制性が内包されていたという必然を解題する。

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