
ヤングケアラー わたしの語り
子どもや若者が経験した家族のケア・介護
澁谷智子 / 宮崎成悟 / 高橋 唯 / 沖 侑香里 / 秋保秀樹 / 遠藤しおみ
2020年11月9日
生活書院
1,650円(税込)
人文・思想・社会
わたし、かわいそうですか? 多様にあるケアの経験を、当事者だった7人が書き下ろした、それぞれの「わたしのストーリー」。 はじめに 澁谷智子 第1章 誰のせいでもないし誰も悪くない 宮崎成悟 1 答えの出ない問い 2 ケアの経験の傷跡と成長 3 ヤングケアラーとしての高校生活 4 大学進学をやめて、介護を選択 5 ナースコールのオンパレード 6 介護をしている大学生の障壁 7 ヤングケアラーという言葉を知る 8 介護の経験が強みになる 第2章 ノートの片隅から 高橋唯 1 メモ魔の私 2 私と父と母のこと 3 疑問を抱かないことが正解 4 感情のみが体を動かすのではない、感情以外のものも体を動かす事ができるのだ 5 私はストレスを受け入れなくちゃいけない、受け止めて私のところで止めなきゃいけない 6 叫ばなければやり切れない思いを 7 これからもノートを持って 第3章 障がいのある妹と私ーー「きょうだい」として感じてきたこと 沖侑香里 1 はじめに 2 障がいのある妹と私 3 「きょうだい」という概念との出会い 4 これからの社会に向けて 第4章 ケアをめぐる価値観の違い 秋保秀樹 1 ケアが始まる前ーー愛着と観察 2 ケアという名の大戦争 3 ケアを終えた後ーーケアの価値を問う 第5章 耳の聞こえない両親と聞こえる私 遠藤しおみ 1 はじめに 2 高校生になって気が付いたこと 3 “会話”の仕方が分からない 4 父のこと 5 手話を学んでから 6 ろうの親とコーダに伝えたいこと 7 手話通訳者とコーダ 8 おわりに 第6章 矛盾を抱きしめて生きるということ 名倉美衣子 1 当たり前の日常が一変 2「一+一=二」にならない 3 逃げたらいいよ、あなたは生きなさいよ 4 悲しみは比較できない 5 悲しみの意味付けができない 6 悲しみを抱きしめる 7 「寄り添い」って何なのだろう? 8 SOSを出していい 第7章 母と過ごした時間について 高岡里衣 1 はじめに 2 私が「ヤングケアラー」だった頃 3 命の火を消さないために 4 終わりのない不安と、緊迫の日々 5 私のたからもの あとがき 澁谷智子
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