住友銀行暗黒史

有森隆

2017年2月7日

さくら舎

1,760円(税込)

小説・エッセイ / ビジネス・経済・就職

戦後最大の企業犯罪の真相と闇! 戦後最大の経済事件、住友銀行・イトマン事件(90〜91年)。全ての原点は住友銀行(本店・大阪)の収益至上主義経営にあった。“住銀の天皇”といわれた磯田一郎会長。住銀から中堅商社イトマン(本社・大阪)に送り込まれた河村良彦。イトマン=住銀から金を無謀な融資で引きだした闇の地上げ屋・伊藤寿永光。イトマンに巨額の絵画を売りつけた闇の実業家・許永中。4人を軸に、巨額の金が闇に消え、怪文書、裏切り、密約と暗闘が繰り広げられる。 また、この事件は住銀・イトマンに喰らいついた伊藤寿永光(=山口組)vs.その防戦にあたるフィクサー・佐藤茂(=稲川会)という東西ヤクザの代理戦争でもあった。明らかになる磯田のスキャンダル、河村の横領、関係者の謎の自殺、そしてイトマン消滅。わずか1年半あまりの間に6,000億円もの金が闇に消えてしまった、バブル経済の破綻を象徴する複雑怪奇な事件である。 稀有な経済犯罪の全貌から住友銀行の黒歴史を抉る! 序 章・東西ヤクザの代理戦争 第1章・住銀・磯田のブラック王国 第2章・イトマンの暴走 第3章・バブルの闇・絵画疑惑 第4章・内部告発状という紙爆弾 第5章・磯田辞任・伊藤解任の暗闘 第6章・隠された犯罪 第7章・住銀の暗部隠蔽作戦 終 章・男たちのその後の運命

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