あと四十日 “フルトヴェングラーの証人” による現代への警告

ヴェルナー・テーリヒェン / 野口 剛夫

2021年12月29日

アルファベータブックス

2,200円(税込)

エンタメ・ゲーム / 楽譜

ベルリン・フィルの首席ティンパニー奏者をかつて務め、話題となった『フルトヴェングラーかカラヤンか』の著者でもあるヴェルナー・テーリヒェンが最後に遺したメッセージ。 魂が滅びるとき、世界も滅びる。 フルトヴェングラーの元でティンパニー奏者を務め、彼の中から「女性的性質」を感じ取ったテーリヒェン。感受性を豊かにし、受け入れ、共感するーー。利己主義、権威主義、拝金主義から芸術ひいては人間を救うため、テーリヒェンが最晩年に遺したメッセージ。 テーリヒェンの晩年の論説、講演録、そして聖書のヨナ書を題材にした最後の作曲作品・音楽劇《あと四十日》の脚本を収録。 テーリヒェン生誕100年記念出版。 はじめに 第1章 内面を見つめて(1995年にミュルツツーシュラークでの指揮者講習会の講習生のために刊行された小冊子より)     フルトヴェングラーを手掛かりに/男性的な作曲と女性的な作曲 第2章 講演 フルトヴェングラーに見る、演奏の魅力と誠実    ( 第一回ドイツイエナ大学で開催されたフルトヴェングラー・ターゲでの講演)  第3章 魂の言葉 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー没後50周年によせて  第4章 音楽劇《あと四十日》 おわりに テーリヒェンが遺したメッセージと現代 ヴェールナー・テーリヒェン年譜

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