”私”が生きやすくなるための同意

遠藤 研一郎

2022年9月20日

WAVE出版

1,760円(税込)

人文・思想・社会

我々は「自分の領域」を持って生活しています。その領域とは、名前、住所、趣味、財産、価値観、気持ちなど、自分を形作るすべての要素を指し、誰も無断で踏み入れることはできません。 この本では、そんな自分の領域を自分専用の乗り物=「ジブン号」として解説していきます。 自分で運転できてプライベート空間が保てるジブン号に他人が乗り込むには同意が必要です。 さらに、ジブン号には鍵のかかったスーツケースも積まれ、その中にはひとつずつ大切なものが仕舞われており、同意なしに開けることは許されません。 同じように、他人にもそれぞれ「タニン号」が存在し、自分が乗り込むには同意をもらわなければなりません。 それぞれ違う考えを持つ人たちが一緒に心地よく生きていくためには、同意をする、同意をもらう、つまり「はい」と「いいえ」が無数に繰り広げられていると言うことなのです。 逆に、もやもやする、嫌な気持ちになる、トラブルが起きる……これらは同意ができていない証拠です。 第1章では同意の概要を伝え、第2章では自分が相手へ同意するとき、第3章では相手から同意をもらうときを解説し、第4章で同意が発生するさまざまな場面を関係性に分けて具体的に見ていきます。 1冊通して「同意」を意識し自分の人生を自分で決めて歩んでいけるようになることを目指します。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー はじめに 第0章 ジブン号とタニン号 第1章 同意の概要 1:そもそも「同意」って何? 2:私たちの生活は「同意が必要なもの」で溢れている 3:なぜ、私たちには同意が必要なの? 4:同意を考えるための出発点ー2つの大原則ー 5:同意の周辺 6:同意の必要指数=相手が守りたいものの大きさ×自分と相手のつながりの強さ 7:「法」と同意の関係 8:社会的ルールと同意の関係 第2章 同意の仕方 1:自分のことは自分で決める 2:どうしたら自分で決められるの? -決め方の基本ー 3:自分を大切にする選択を 4:正確な情報を集めよう 5:「扉を開けるのに少しだけ保守的な私」のススメ 6:途中から気が変わっても構わない、大切なのは今 7:はっきり伝えることの大切さ 第3章 同意のもらい方 1:同意って、なぜ、もらう必要があるの? 2:同意をもらう前にしっかりとした説明を 3:同意の上手なもらい方を目指して 4:「嫌がらないこと」と「同意をしたこと」の違い 同意に対する勘違い〔その1〕 5:同意をしたのが本心かという問題 同意に対する勘違い〔その2〕 6:どこまで同意? いつまで同意? 同意に対する勘違い〔その3〕 7:自分を守るための同意 8:相手の自由をコントロールするための同意 第4章 関係ごとの同意 1:友だちとの関係 2:恋人との関係 3:夫婦の関係 4:親子の関係 5:職場の関係 6:他人との関係 おわりに

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