路傍に咲く花 最後のシベリア抑留記

洞口 一二

2020年5月3日

清風堂書店

1,430円(税込)

小説・エッセイ / 人文・思想・社会

本書は、今年96歳になる著者が、極貧の紀州の炭小屋から、満蒙開拓青少年義勇軍として満州へわたり、終戦を迎え、3年のシベリア抑留を経て奇跡の引き揚げを果たした壮絶な半生の記録である。 生死の先をさまよった満州からの逃避行、そして収容所への地獄の行進、収容所での過酷な生活を経験した生き証人としての貴重な経験、引き揚げ後、満州で結婚し、先に帰国を果たしていた妻の大きな支えで、生きる力を取り戻してゆく道のりをかいたものである。 はじめに 第1章 幼少の頃 柿平から鮎川へ(誕生から15歳の頃) 第2章 満蒙開拓青少年義勇軍時代(15歳から20歳) 第3章 シベリア抑留時代(20歳から23歳) 第4章 シベリアから引き揚げて(23歳から25歳) 第5章 父、兄、姉、そして妻 賀央子のこと あとがきにかえて

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