よくわかる起立性調節障害

中澤 聡子

2023年8月26日

株式会社法研

1,870円(税込)

美容・暮らし・健康・料理

起立性調節障害(OD:Orthostatic Dysregulation)は、体の機能を調節する自律神経がうまく働かないために、その名のとおり「起立」したときやそうしようとしたときに、めまいや頭痛、吐き気、立ちくらみなどさまざまな不快な症状が現れやすくなる病気です。中学生の約1割にみられ、症状が強いと遅刻や欠席にもつながり、不登校の子どもの3〜4割にみられます。 不登校や朝起きられない原因がODだと気づきにくいこともあり、さぼっている、やる気がないとみられがちです。ODは本人のやる気の問題ではなく、自律神経の病気なので叱っても改善せず、ストレスがよけい事態を悪化させてしまうこともあります。 本書では専門外来で日々診療にあたり患者、家族と接している医師が、起立性調節障害についてわかりやすく解説し、子ども自身の力や成長を見守りながら、適切に支援していくための基礎知識、治療法を紹介します。 CHAPTER1 起立性調節障害とは  起立性調節障害ってどんな病気?  起立性調節障害の主な原因を知る  睡眠と起立性調節障害の関係  思春期の子どもの特徴  どんな子どもが起立性調節障害を発症しやすいのか  起立性調節障害を長引かせないために CHAPTER2 病院を受診する  起立性調節障害のセルフチェックをしてみる  受診してからの流れ/新起立試験でわかる起立性調節障害の詳細  起立性調節障害と似た症状があらわれる病気/さまざまな睡眠の異常やパターン  神経発達症との関係 CHAPTER3 起立性調節障害を治療する  治療の流れ  薬を使わない治療   1起き方・立ち方・座り方   2毎日の食事や水分のとり方   3適度な運動を心掛ける   4気候・天候などへの対策  学校へサポートを求める  起立性調節障害から起こる不登校  薬による治療  環境の調整  併発しやすい病気や症状への対応 CHAPTER4 心理面の対応を考える  心理面の対応の必要性  「家族」としてできること  保護者と子どもの関わり 〜愛着・子育てについて〜  子どもとの接し方/うつ状態になったときの対応 CHAPTER5 「これから」に向けた取り組みを始める  回復を目指すための居場所づくり  子どもとともに進路を考える  将来の夢や目標を見つけること  発症から回復までの経過 〜それぞれのケース〜

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(0

--

読みたい

0

未読

0

読書中

0

既読

3

未指定

4

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください