江戸の絵本読解マニュアル

子どもから大人まで楽しんだ草双紙の読み方

叢の会

2023年4月28日

文学通信

2,310円(税込)

人文・思想・社会

桃太郎のライバル柿太郎! 漢方薬のラブストーリー! 今の「絵本」の形式をもった、子どもから大人まで楽しんだ草双紙(くさぞうし)が創り出されたのは、十八〜十九世紀。京都・大坂の上方を追いかけ、文化を発展させてきた江戸で、絵と文の総合的な表現による大衆読み物が登場しました。 本書は、その草双紙がどのようなものか、どのような作品があるのか、草双紙から何が読み取れるのか、その世界を味わうための、読解マニュアルです。 全体は4部構成。「1 江戸の絵本=草双紙ー本の形と表現方法を知る」では本の形と、草双紙を読むうえで基本となる表現方法を説明。「2 絵入り読み物の歴史を知る」では、絵と文の総合的な表現の歴史を解説。草双紙にいたるまで、また草双紙以後の歴史もわかります。「3 草双紙作品の作り方・読み方」では、キャラクターや生活・文化などなど、様々な切り口で草双紙がどう作られてきたか、どう読めばいいのかをレクチャー。最後に「4 草双紙と現在」。ここでは現在のマンガ・アニメとのつながりや、小学校で草双紙を扱った実践例などを紹介します。 本書一冊で、江戸の絵本の楽しみ方がわかります。 執筆は、黒石陽子、石田智也、内ケ崎有里子、奥田粋ノ介、加藤康子、佐藤智子、杉本紀子、瀬川結美、手塚翔斗、檜山裕子、細谷敦仁、森節男。

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