
シェイクスピア劇の登場人物も、 みんな人間関係に悩んでいる
作品から学ぶ言葉の力
小野俊太郎
2023年4月28日
小鳥遊書房
2,420円(税込)
人文・思想・社会
ハムレットもロミオもジュリエットも シャイロックもリチャード三世も、 困った人間関係をどのように乗り越えようとしたのか? シェイクスピアが放つ「言葉の魔力」を 作品の展開とともにじっくりと味わい、 いざというときの参考にしよう! シェイクスピアが400年以上、 人々を魅了し続ける秘密に迫る。 == 【主な目次】 はじめに◉困ったらシェイクスピアに相談しよう シェイクスピアの知恵を拝借する/キャッチフレーズではだめ/対話のなかでセリフは生まれる/使われる状況で意味合いは変化する/古典を動態保存する 第1部◉主張や言い訳が必要になったとき 第1章◉「悪巧みでこの島をだまし取りやがったんだ」〜自己主張をしたいとき〜 人前で反論する/復讐するユダヤ人/正論がつぶされるとき/民事事件から刑事事件へ/土地の所有権を主張する/キャリバンの危うさ 第2章◉「あの無垢だったアダムだって堕落したんだぞ」〜言い訳が必要になったとき〜 言い訳は笑いを忘れずに/催促をうまくあしらう/手柄を得るには臆病を恐れるな/絶体絶命の場合には/祝祭的な言い訳を 第3章◉「貧しい者が泣いたとき、シーザーも泣き崩れた」〜スピーチを求められたとき〜 スピーチライターの種本として/勇猛果敢なスピーチ/人心を一変させるスピーチ 第2部◉個人がひとりで苦悩するとき 第4章◉「今のままか、それを断ち切るか、問題はそこだ」〜メランコリックな苦悩にはまったとき〜 メランコリーという病/選択肢の意味を変える/殺人の衝動を抑える/選択肢を選択する 第5章◉「恋すれば頬が痩ける。でも、君はそうじゃない」〜恋愛を夢見たときに〜 恋愛のロールモデルとして/二段階承認の混乱/異性装の新しい意味/愛の裏切りと許し 第3部◉家族関係に苦しむとき 第6章◉「お父さんが私の目で見てくれさえすれば」〜娘が父親から逃げたいとき〜 父と娘を描くシェイクスピア/家父長制内での抵抗/結婚への圧力のなかで/沈黙と従順の代償/不在の父親からの脱出 第7章◉「お前が父を愛しているのなら」〜父親の後を継ぐとき〜 女王から王への交替/父からの継承の理想と現実/イングランド賛美と王冠の責任/『ハムレット』の三人の息子/ジェイムズからチャールズへの継承 第4部◉組織のなかで生きるとき 第8章◉「私は陰謀家のシナじゃない」〜差別から抜け出したいとき〜 社会が差別を生成する/二つのヴェニス劇と差別/資金調達とリスク回避/異人種間結婚の不安 第9章◉「実戦を知らん単なるたわ言だ」〜上司と部下が悩むとき〜 酒の上での不祥事/同僚から部下へ/上に立つ者の憂鬱/お追従とその結末/部下の辛さを誰が知る おわりに◉まだまだ使えるシェイクスピア シェイクスピアは仕立て直す/複数の視点を置く/天才は忘れた頃にやってくる
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