戦史の余白

三十年戦争から第二次大戦まで

大木 毅

2023年12月13日

作品社

2,200円(税込)

人文・思想・社会

世界を一変させた歴史に残る戦い。 だがそこには、語られない余白が必ずあるーー 軍事史の第一人者による、最新の戦史 三十年戦争、アメリカ独立戦争、ナポレオンのロシア遠征、第二次大戦でのウクライナを舞台にした戦いから、マンシュタイン、山本五十六などの知られざる秘話までーー従来の正面からの評論とは趣が異なるが、戦史・軍事史のさまざまな側面を、いわばからめ手から描きだしたユニークな一書。軍事史の第一人者による、最新の戦史。 ******** 【目次】 はじめに 第1章 「近代化」する戦争 1-1 「北方の獅子」の快勝ーーグスタヴ・アドルフとブライテン  1-2 近代散兵の登場ーーアメリカ独立戦争の戦術的一側面 1-3 マレンゴ余話二題 1-4 雪中に消えた大陸軍(ラ・グランダルメー)--ナポレオンのロシア 1-5 アルビオン作戦ーードイツ軍最初の陸海空協同作戦 1-6 第一次世界大戦の「釣り野伏せ」 第2章 雪原/砂漠/廣野ーー第二次世界大戦、無限の戦場 2-1 鷲と鷹ーー英本土航空戦 2-2 上海に罠を仕掛けた男ーーフォン・ファルケンハウゼン小伝 2-3 熊を仕留めた狩人 「冬戦争」トルヴァヤルヴィの戦い 2-4 作戦次元の誘惑ーー北アフリカ戦線1941 -1942 2-5 狐をしりぞけたジョンブルーーオーキンレック将軍の奮戦 2-6 石油からみた「青号」作戦 2-7 回復した巨人 キエフ解放1943年 第3章 軍事史万華鏡 3-1 ビアスの戦争 3-2 「ハイル・ヒトラー」を叫ばなかった将軍 3-3 マンシュタインの血統をめぐる謎 3-4 インドシナで戦ったフランス外人部隊のドイツ兵 3-5 「戦時日誌」に書かれていないこと 3-6 続いていたクレタ島の戦いーー占領と抵抗 3-7 何に忠誠を誓うのかーー「軍旗宣誓」をめぐるドイツ史 3-8 山本五十六はミッドウェイで将棋を指したか 3-9 笹川良一の「抵抗」? 3-10 「いって聞かせ」なかった山本五十六 終章 「戦史は繰り返す」かーー現状分析への歴史の応用

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