潮鳴り遥か

五島・久賀島物語

内海 紀雄

2014年12月10日

梓書院

1,833円(税込)

人文・思想・社会

記者の目、研究者の視点で島国日本の原点を読みやすく丁寧に案内した物語であり、学術的文献である。 「九州作家」編集長 中尾三郎 第一章 古代史からの光 「肥前国松浦郡田浦」考ー空海・最澄の渡唐解纜の港はどこかー 第二章 近世から幕末へー島の暮らしの変遷ー 1 打ち続く飢饉 2 藩政確立期の代官 3 島抜けと島守りー流人悲話ー 4 外来者の入植で開墾進む 5 家数九二件、人口四五六人ー二四〇年前の久賀島ー 6 一揆・騒動が継続 7 幕末前夜の久賀島ー代官日記に見るー 8 続・幕末前夜の久賀島ー代官日記に見るー 9 台場の跡と椿林を訪ねて 10 島の椿ーその歴史をたどるー 第三章 学校、教会、権利への目覚めー明治の近代化ー 1 離島の一小学校の足跡ー開校から閉校までー 2 旧五輪教会の建築棟梁・平山亀吉 3 田ノ浦湾のきびな(魚へんに「長」)漁場をめぐる変遷 4 白秋と島の網元の邂逅 第四章 遥かな昭和 1 柳田国男を惹きつけた久賀島 2 一家を支える女たちの記録ー瀬川清子さんの足跡ー 3 二つの五〇回忌ー被爆死の学徒と戦死した青年教師 4 一期一通ー野呂邦暢さんとの出会い 5 星の明かりー島の歌人藤原元の生涯 6 求道ひとすじの先達ー入江久光先生を偲ぶー 7 中学生が見た島の未来 第五章 久賀島人物伝 山口長十郎/内海寅次郎/藤原元之助/山口幾太郎と篠平/田中善吉/藤原伝十郎/脇田浅五郎/平山源一郎/藤原九十郎/藤田辰之丞/男性教師編・多士済々の群像/女性教師・明治、大正期から進出 第六章 地名は土地に刻まれた古文書ー久賀島の小字をたどるー 1 文献に残る五島の浦々の地名 2 古くは「大値嘉島」と呼ばれた? 3 明国の地図にも田ノ浦を掲載 4 「久賀島」以前に、「久賀」が登場 5 宣教師の記録にも島の名前 6 伊能忠敬が海岸を一周して測量 第七章 望郷の詩 1 ヨカイロの家 2 きびな(魚へんに「長」)賛歌ー分布と漁の歴史ー 3 祖霊の坐ます島 4 司馬さんの「五島の浦々」を行く 5 宮本常一に読む五島列島 6 原風景の故郷 第八章 久賀島研究史ー島内外の先人の業績をたどるー

本棚に登録&レビュー

みんなの評価(0

--

読みたい

0

未読

0

読書中

0

既読

0

未指定

0

書店員レビュー(0)
書店員レビュー一覧

みんなのレビュー

レビューはありません

Google Play で手に入れよう
Google Play で手に入れよう
キーワードは1文字以上で検索してください