終りなき世界

90年代の論理

柄谷行人 / 岩井克人

1990年11月30日

太田出版

1,760円(税込)

人文・思想・社会

日米経済摩擦、コメの開放問題、株価の暴落、世界経済の不況の兆し、そしてイラクのクウェート侵攻と戦争の危機。「民主主義」の勝利感のなかで明けた90年代は、数カ月後には、また激しい流動を見せはじめた。新たなる混迷を露呈してきた世界は、今一体どこへ向かって歩みだそうとしているのだろうか。本書によるふたりの白熱の討議を通して、90年代の危機を生きる、新しい論理が提示される。

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