炎芸術 No.141

2020年2月1日

阿部出版

2,200円(税込)

ホビー・スポーツ・美術

特集 萩焼 400年の歴史と現在 「一楽、二萩、三唐津」と茶の湯の茶碗として声価の高い萩焼だが、 では“萩焼”と聞いてどんな作品を思い浮かべるだろうか? 山口県萩市周辺で作られていることは想像できるが、思い浮かべる作品は人によって違うだろう。 江戸初期の茶会記には「白キ萩焼」の茶碗が使われたことが記されている。 具体的なことは不明だが、萩焼の人間国宝・十代三輪休雪(休和)と十一代休雪(壽雪)兄弟による 休雪白が有名な、藁灰による白い釉薬の茶碗だろうか。 あるいは、白化粧を施した粉引かもしれない。 共に江戸時代の古萩に見られる。 また、萩焼は李勺光と李敬兄弟により朝鮮の製陶技術を導入して始められ、 当時、唐物に代わって高麗茶碗が使われるようになったことから、 萩焼には高麗茶碗の影響を感じさせるものもある。 そうした伝統的な技法をふまえながら、 現代の作家たちは地元の素材を用いてそれぞれの萩焼を生み出している。 本特集では江戸時代の古萩から現代作家まで、約400年の歴史を持つ萩焼の多彩な表現を紹介する。

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