
緒方洪庵と適塾
梅溪昇
1996年10月1日
大阪大学出版会
1,430円(税込)
人文・思想・社会
適塾は天保9年(1838)緒方洪庵が大坂に開いた蘭医学の塾であるが,医者を養成するだけでなく,語学をとおして西洋思想と科学を日本全国から集まった若者に教えた学塾で,ここから多くの近代日本の担い手が生まれた. 本書では,名の知られた福沢諭吉・大村益次郎・長与専斎・佐野常民らの他に,地域の近代化と医療に尽くした門下生の活動がまとめられていて,洪庵が灯したたいまつが弟子たちに受け継がれ,やがて近代日本を照らす大きな明かりとなった様が感動的に読みとれる. 洪庵研究の第一人者が市民にも親しく読めるように描いた概説書. 口絵 (ヅーフ辞書/扶氏医戒之略/ほか) 1章 緒方洪庵と蘭医学 (大坂における蘭学の伝統/洪庵の生涯/洪庵の学問的業績/洪庵の人となり/家庭生活と八重夫人) 2章 適塾の学風と事業 (適塾の教育/塾の日常/適塾の歴史的評価/種痘事業とコレラの治療/適塾の購入とその経営/適塾の保存と顕彰) 3章 適塾の門下生たち (全国にわたる門下生の活動(都道府県別)) <付>年譜/除痘館分苗所一覧/門下生一覧
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