大志

水戸藩幕末維新を闘い抜いた若者

市村真一(1948-)

2015年12月31日

茨城新聞社

1,980円(税込)

人文・思想・社会

幕末の水戸藩は、新たな時代を模索し揺れていた。尊王攘夷か、幕府再興かー。それぞれの大義のもと、藩内各地で血みどろの権力闘争が繰り広げられた。政局の転換で、幕府復興を掲げた諸生派は水戸藩を脱出し、転戦の末、悲劇的な末路を迎える。前著『市川勢の軌跡』で、市川三左衛門ら諸生派の1000キロに及ぶ行軍の跡を丹念に辿った著者が、行を共にした最年少の若者・黒崎大三郎の目を通して、激動の幕末・維新期を新たな視点で描いた歴史小説。

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