扇谷上杉氏と太田道潅

岩田選書

黒田基樹

2004年6月30日

地方・小出版流通センター

3,080円(税込)

人文・思想・社会

本書は、扇谷上杉氏について本格的に取り上げるものである。第1部では、扇谷上杉氏の動向について、主に享徳の乱からその滅亡までにわたって具体的に明らかにしようとするものである。また同氏において重要な役割を担った太田道潅については、そうした扇谷上杉氏全体の動向のなかに位置付けて理解することを試みている。第2部では、扇谷上杉氏やその家宰太田道潅の動向とその存在をより理解するために、密接な関係にあった豊島氏・江戸氏・武蔵千葉氏の周辺領主の動向と、道潅の子孫で扇谷上杉氏の重臣として存在した江戸太田氏・岩付太田氏の動向について、それぞれ具体的に取り上げている。

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