ことばと文字 13号

地球時代の日本語と文字を考える

公益財団法人日本のローマ字社 編集・発行

2020年4月13日

くろしお出版

1,760円(税込)

語学・学習参考書

特集「俳句のことば、俳句の表記」。浅川芳直/神野紗希/堀切克洋/福田浩之/木山幸子/臼井直也/保坂敏 【特集 俳句のことば、俳句の表記】 〈緒言〉「俳句のことば」への誘い 浅川芳直 表記と五感 視覚と連動する聴覚・触覚 神野紗希 俳句における〈テイル形〉-〈写生/文〉における時間表象の観点からー 堀切克洋 三橋鷹女「紫のお座布団」にみる原石鼎とのかかわりー引用句の表記に着目しながらー 福田浩之 俳句の心理言語学的一考察ー定型詩を介した感情認知について 木山幸子 短詩を読む行為における「作者の意図」の位置ー解釈についてのデイヴィドソンの観点を擁護するー 浅川芳直 〈特別企画〉映像と日本語教育 映像と日本語教育ーその歴史と特性ー 臼井直也 映画を介したことばと文化の学びー学習者の「文化翻訳」に注目してー 保坂敏 日本語教育におけるCMの可能性 清水美帆/篠崎佳恵 アニメと日本語教育ー2020年以降のアニメ活用の新たな地平に向けてー 臼井直也 【研究最前線】 東京裁判・法廷論争の中の言語問題〈1〉 高取由紀 【〈論考〉ことばの表記・ことばの決まり】 方言を仮名で書くー琉球宮古語池間方言を例にー 田窪行則 〈まいにち ひらかな しんぶんし〉の漢語 ショーン・ニコルソン 動作をあらわす名詞を持つ文ー述語以外の文の成分の場合ー 須田義治 占領下の「日本人の読み書き能力調査」に関連する言説の検証(中) 茅島 篤 【ことばの教育の現場から】 サラエボにおける学習者のボランティア活動〈小学校/高校への日本文化紹介〉  -ボスニアで日本文化を伝える意義を考えるー 宮野谷希 J-popを使用した日本語ディクテーション授業の実践報告ーシンガポールの現場からー 吉田 涼 日本語教師養成課程における文字、ローマ字教育 馬場良二 【エッセイ】 コンピュータ縄文人の足跡ー『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』記述の悪戦苦闘などー 林 望 「パエリャ」か「パエージャ」かースペイン語のカタカナ表記をめぐってー 木村琢也 表現としての幅広さと死角ー「今年の漢字」現象を考えるー 円満字二郎 『雪国』冒頭部の翻訳をめぐってー中島文雄『日本語の構造』(1987年)を機縁としてー 青山文啓 【人とことば】 昭和初期のパラオからの留学生エラケツ(Ngiraked)の留学前後ー日本統治時代のパラオと日本の間ー 河路由佳 【本の紹介】 松田結貴(著)『ポピュラーカルチャーの詩学:日本語の文字に秘められたマルチモダリティ』 浜田盛男

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